2014-02-03

Sigma Zoom 18-200mm F5.6-6.3 DC


   まずクルマが目に入った。次にステッカーが。
   錆でところどころ浮いている塗装。 これはこれでいい色だなぁと思いながら、むかーしこういう色のエンピツがあったっけと思い出す。
   もう40年くらい前のクルマだろうが、よく走るものだと感心。
   そういえばスバル360もまだまだ見かける40年もの。 360と初期のR2は空冷エンジンで、たしかどちらもリア置き。 乾いたエンジン音、排気音は独特の小気味よい響きだった。
   このホンダにしても、そのスバルにしても、不思議なものでメーカーごとのエンジンの音は、どの車種も、時に年代を超えて似た響きを持っている。
   旧ホンダ・ライフと現行ホンダ・ライフ、スバル360とスバル・プレオ - 例えば代々水平対向エンジンを載せているクルマであれば、エンジン音や排気音が似るのは分かるが、こうした軽自動車であっても、旧くは空冷2気筒エンジンあたり、今は3気筒や4気筒エンジンだったり、「キャブ車」だったり電子制御の燃料噴射だったりと技術や構成が異なっても、不思議と「メーカーの音」を感じる事ができる。
   クルマが凹凸を越える、その車体の挙動もしかり。
   こうした底流に伝承される特徴を、時に"DNA"になぞらえるのも頷ける。