2012-12-26

Voigtländer Color-Skopar 35mm F2.5 Classic


   Voigtländer Color-Skopar 35mm F2.5、このレンズの面白いところは何と言ってもこうした不思議な空間描写。
   M8でいくつかのレンズを試し、初めに手にしたレンズというひいき目もあるのかもしれないが、このColor-Skopar 35mmがわりにしっくりと馴染む。

2012-12-22

Voigtländer Color-Skopar 35mm F2.5 Classic


   多摩西部のとある駅舎にて。 撮影は6月なのだが、夕方の光線とはいえ 見ているとなんだか冬のような空気の感触。 ほぼ記憶通りなのは、光のやわらかさか。

2012-12-15

浅草の地下街で



   浅草の地下街のいちばん奥から「カタカタカタカタ」音がする。 小さな看板と、入口を開け放った部屋の奥には男性が一人。




   どうやらミシンを操り革製品の製作中で、リズミカルに手足を動かす背中からは、勢いよく熱気が湧き上がるよう。




   「福ちゃん」でやきそば食べて、またいつか行ってみよう。

2012-12-12

雑感 〜 Pentax Q10


   あるウェブ・サイトを開いたら「chappie」がいた。 つい先日アップロードした画像がまさにそれで、脳としては実に新鮮な出会。

   Pentaxの小さな一眼レフ。 オリジナルはフィルム全盛期に発売され、ポケット・カメラ用の"110"(ワン・テン)というサイズのフィルムを装填する一眼レフ「auto 110」だろう。

   そう言えばずっと前に、同社への要望に「デジタル版で "auto 110"の再来に期待」と書いたことがある。同じように考えた人は多かったのだろう。 気がつけば、この小さな「Q シリーズ」も二代目になって価格もこなれ、手のひらサイズの小さなボディに似合う「商品」になってきたと感じる。
1/2.3"という小さなイメージ・センサーがために購入という対象にはなり難かったのだが、コンパクト・カメラとしてよくよく見れば、意外と十分だなと思えてきた。


   メインのカメラが、当然ながら最も手にするカメラになる。 それでカバーできない画角と機動力に小さめのミラーレス一眼がちょうどよいと思う。 が、Olympusが画質も大きさも良いと思うものの価格が高め、ならばSony NEX-F3あたりならセンサーも大きいし手頃だろうと思うが、NEX-6ならファインダーが付くという欲も出て、結局は割高な選択になり話が変わってくる。 なら「プライベートで使うんだ、Canon EOS Kissと割り切って手持ちのSigmaを付ければコスト的にも性能的にも見合うじゃないか」となる。 ただそれなりの重さが気分としてしっくり来ない。 「撮影!」と気合いの入るところはそれ以上の装備でもよいくらいだが、普段カバンに入れておくならずっと小さくてよい。 と、この二代目Pentax Q シリーズが急に気になりウェブ・サイトを訪問してみた次第。

2012-12-07

Apple iPhone 4S


   スーパーの端っこにある花屋にて。
   バラというと、アブラムシやうどん粉病や黒カビに弱くて育てにくいという印象がある。 身の回りで元気に咲いているバラは、1970年頃によく見た赤い大輪のものではなく、蔓性で元気に伸びて、小さめの花をたくさん付けるモッコウバラなどが多い。 何でも、アメリカで産出される種は、寒さ暑さにも、病気や害虫にもわりと強いという。
   興味があるのは小振りな花をつけるオレンジ色のバラと、ややグレーがかった薄紫のバラ。 もう植える場所が無いのだが、どこが産地か気になるところ。

2012-12-05

Voigtländer Color-Skopar 35mm F2.5 P II


   デザインチーム"groovisons"による展示。 "groovisions Lesson 2012" (2012.7.21-9.9) という、POLA MUSEUM ANNEXでの展示。 ここでは肩に力がはいらず展示と向き合える気がする。


   概要には: 「1994年にgroovisionsが産み出した人型のグラフィックデザイン/システムである「chappie」。 誕生以来不変であったchappieの造形=フォルムが初めてリニューアル、本展でお披露目となりました。」とあった。
   "groovisions"、知らなかったがこの顔は見覚えがある! おんなじ表情にいろいろな"ジャケット"を充てることで、これほどに表情豊かに見えるものかと新鮮な展示だった。
   面白いと思ったのは、この館内で写真を撮るコーナーがあったこと。 撮られるのは来館者で、その全身写真から「chappie」風なその人のイラストを起こして名刺を作ってくれるそうだ。100枚が後日配送されてくるというのだが、イラスト化された自分が100枚も送られてくるというのは、なんだか妙な緊張と期待感にくすぐられる。 料金は¥50,000とのことだった。


   美術館というと「額」に入った絵や写真という印象なのだが、「chappie」は目玉クリップで吊るされていた。 以前、現像したフィルムを乾燥するために、洗濯バサミで針金ハンガーにフィルムをぶら下げ、重りに目玉クリップを使ったのを思い出した。

2012-12-03

Leica Elmarit-M 28mm F2.8 Aspherical


   こうした機器というと、レコード・プレーヤーとオープンリール・デッキ、そしてスピーカーが何と言っても反応のツボである。
   ElectroVoice EVF-1152D、展示会で思わず写真を撮ってしまったのだが、スピーカーは旧来のこの形が最も惹かれる。 ちなみにスペックはと言えば:
  ・再生周波数: 40~21kHz (2way)、出力音圧レベル: 101dB、許容入力(連続): 600W、(ピーク): 2,400W
  ・クロスオーバーFreq.: 1,300Hz、8 Ohm、低音ユニット: DVX3151A (15")

   ということでデータを見ていると、固めで押し出す感じの低音が楽しめそう。 家庭用ではないけれど...。
   ElectroVoiceは、"S60"という比較的小型のスピーカーを使った事がある。P.A.用という雰囲気の音ではあったがジャズ・ボーカルの中域の柔らかさや、ジャズなど小編成のセッションでの音場、またテクノハウス系を痩せさせずに前に出してくるあたりなど、安価なクラスながら造りは本気であることを思わせた。

2012-12-02

Leica Elmarit-M 28mm F2.8 Aspherical


   東京は多摩地区のとある街。 はじめてこの地を訪れたのは、もう20年ほど前のこと。
   当時の駅前のバス・ロータリーや、ひと時代前のデザインといったデパートの建物は、随分と姿を消していた。 前に撮った写真を見ると、行き交う人々の表情には「土地の色」が色濃く見て取れるのだが、最近はそれがだいぶ薄れて見える。
   さてこの街、新しくなろうとしているのだろうが、"地"の彩りを希薄にしてどのような方向を見いだすだろうか。


   たしかどこかに、この酒屋さんが営業していた頃の写真があるはずだ。 この中華料理屋さんもずっと変わらぬ佇まい。
   青梅線の延びる地域は、いま急速に変化を試みている。 街の使い勝手はよくなり、建物は似たような建材をまとってピカピカ。 これも"今"の街の風景だ、だからこれはこれで写真に収めようと思う。 ただ少し、ひとりごとのように「多摩遺産」と呼んでいる風景たちが消えてゆくのは、何とも名残惜しい。

2012-12-01

Cosina Carl Zeiss Biogon T* F2.8/28mm


   f=28mmという、小さな花のカットには不似合いなレンズではあるが、このレンズには「50cmまで寄れる」という特徴がありこれが様々な場面でなかなか便利。
   距離計は連動範囲外になるので目測での撮影になるが、まぁまぁ納得というくらいにはピントが来てくれる。
   この白い花のタンポポは「関東タンポポ」と呼ばれるらしいが関東圏でもあまり見たことがない。 じつは関東の、とあるどこかで群生していたりするんだろうか。