リコーの「RING CUBE」へ行ってみました。 http://www.ricoh.co.jp/dc/ringcube/index.html
何度か遠目に「あそこかぁ」と眺めていたリング・キューブですが、ついにふらぁっと行ってしまいました。
展示は「田中長徳 写真展 ウィーン 街の光・冬の影」で、開期はこの日、7月10日が最終日。
リコーGXRで撮ったという写真。慣れていそうなウィーンの街を歩き回って切り取って、クールながら踊るような足取りが想像されるそのプリントは、パール調の面質の用紙にインク・ジェットでプリントしたものと見てとれました。どれもスッキリした色合いで、シャープな印象。以前からシャープさで定評のある「リコーGR」シリーズですが、GXRもそのDNAを受け継いでいるのでしょう。レンズ・ユニット交換式という一風変わったこのカメラ。GRでは物足りなかった焦点距離をうまくカバーしているという感じを、歩きながらの街中スナップ写真たちが語っているよう。
うん、リコーもわるくない。以前はリコーのデジタル・カメラは赤の深みが出ないという印象を持っていましたが、この展示を見る限りでは、全体的なカラー・バランスが勝っているといったところでしょうか。ニュートラル云々とかではなく、よい意味で「リコー色」なのでしょう。街の中に溶け込むにはちょうどよいカメラなのかもしれません。
ウェブ・サイトを見てみると、リング・キューブで「GXR、CX5の無料貸出し」とあります。試しに利用してみるの、アリですね。