2012-09-04

末富


   京都にある老舗のお菓子屋さん。
   「お菓子は、あまくて大きいもの」 - 「甘さ控えめ」「ひと口サイズ」というのは、食が豊かな今の時代に出てきた需要。 どうやっても「食べすぎ」にならない時代、特に砂糖は貴重だったはず。 甘いお菓子を頬張るという贅沢が、「お菓子」の原風景であり、醍醐味なのかもしれない。

   末富に立ち寄った際、三代目である 山口富蔵氏にお会いしたという話を聞いたことがある。 お菓子についての話は尽きず、お茶を頂きながらついつい長居してしまったという。 この親しみやすさ、なじみやすさは、菓子という世界が元来もつ、日常生活との極々近い距離なのだろう。

    * お店のウェブ・サイトは無いようで、ネットで見つけた情報を集めて掲載させて頂きました。 ~ cf.「日本の心」