Leica Summicron 50mm F2.0 (3rd)
久々の皆既月食。 写真は 2011年12月10日の23:38頃のもの。
三脚を立てての撮影。長いレンズで撮りたかったが赤道儀もないのでとりあえずの50mm。
前に35mm判のフィルムで星を撮った記憶を辿ると、50mmのレンズで、自転している地球上: 北緯35度付近で星や月が画面上で静止して写るためには、露光時間を約7秒以内に収めなければならない。このカメラは高感度撮影が苦手であり、暗い皆既月食の月という条件は良いものではないが、とりあえずレンズ性能を信じながら段階露出。撮影データには若干の手を加えたが、元データにはしっかり皆既月食特有の黄色〜赤銅色の光が収まっていた。
一般的に「三代目」とされる旧いsummicron 50mmで以前にも月を撮ったことがあり、画面のなかにポツンと写った月を拡大したところ、これがなかなかの解像度。敢えて言ってみると「さりげないシャープさ」 - 言うまでもなくこの特徴は、写真を撮るときの楽しさを大いに増幅する。
今回は「四代目」summicronにて。