ほとんど衝動買いだったLumix G99II。 cp+で見向きもせず量販店で試し撃ちするでもなく、フジヤカメラのウェブ・サイトで程度のよさそうな中古品を購入。 程度のよさそうなと言ってもどれもランクも見た目も良い状態で、値段が2種類あるのはおそらく付属品の欠損状況によるもの。 そう思ったのは、最も安価なものを選んだところ充電器や取説がなかったため。 それらを後から買ったら高い方の値段とほぼ同じになった。
とりあえず撮り始めはデフォルトに近い設定のまま、シャッターはメカ・シャッターを使用。 どんな音だろう? これ次第では写欲をそがれてしまうので重要事項。 他にSony a7SIIを所有しているのだけど異様に大きな金属音的な響きで、40年くらい前のワインダー付きの一眼レフに負ける気のしなそうな主張具合。 最近発売されたa7 Vの静かで上品さまで感じてしまいそうなシャッター音がどうにも羨ましい。 なのでa7SIIは普段は電子シャッターばかりで撮っている。 そうしたギャップもあるのかもしれないが、G99IIのシャッター音は至極控えめで、しかししっかりと「シャッター切ってます」という風でどんどん撮り進みたくなる感触に好感。
色味は素直でクリアな印象。 明るさ、色合い・色温度を少し触るくらいで見た目に近い色には寄せられる。 上位機種に比べたら奥行き感やらしっとり感などと呼ばれる部分は劣るのかもしれないのだけど、とりあえずはイメージした画に近いものが撮れるので特に困った点もなく。
フォーカスは1点でしか合わせた事がないのでAF性能云々を言える程ではないのだけど、使い勝手としては良い方だと感じる。 AFロックも使いやすい。 昨年まで使っていたLeica SL2-Sではそのあたりの使い勝手で不足感があったので、ここにストレスが無いのはありがたい。 こんど機を見てライブ・ハウスへ行って演奏中に動き回るヴォーカルさんをトラッキングで追いかけてみようと思っているところ。
10年ほど前にマイクロ・フォーサーズ機を使ったときには、レンズのせいもあったのか、解像感が得られず、色味もどこかクセがあるような感じがして数ヶ月で手放してしまった。 Lumix G99IIは、ローパス・フィルターが無いとのこと。 モアレは出る事があるだろうけど、これは無い方が画像が鮮鋭と言われてるし、購入から後になって知ってちょっとラッキー。 つい数ヶ月前には、ローパス・フィルターが無いという理由でPentax K-5IIsを買おうとしていたので、この興味はG99IIで解決ということにした。 とは言え一眼レフ機を1台は持っていたいという処は一応変わらず。
Lumix G99IIのネガな部分はというと --- まず電源スイッチがパチンパチンと音が軽くてオモチャっぽいところ。 電源Onは操作の第一歩なので、これが安っぽいのは気になった。 ここは案外どのメーカーもあまり気にしていない感があるけれど...。 次にバリ・アングル液晶画面。 写真機としてはチルトが使いやすいと思っているのでこれはちょっと。 バリ・アングルでもチルトでも「慣れてしまえば」なのだけど、画面がカメラ本体から横にハミ出す時に物理的にジャマなことがあるので。 それと電池の残量表示で、「もうないよ」表示になってから実際に電源が落ちるまでが短く、もうちょっと粘ってる感があるくらいに電池交換までの心の準備期間がほしいところ。 ただ電池の持ち自体はかなり良いと思う。 あとは、ペンタ部の不思議な山なりの線かな。 あ、それと「Lumix」のロゴだけど --- これは言ってもナ。 というか「言うべきではない部分」みたいな...。
という辺りで、画質に関しては概ね良いと思う。 色味で気になるのはシアンの濃度が高いと思う時があること。 青空を濃くしようと思って青の明度を落とすとシアンが濃く出てきて、結果、青ではなく水色っぽい空になってしまいがち。 シアンの濃度を落とせば青に少し寄せ易くはなる。 あとはごく僅か緑が誇張されて感じることがある。 よくLumixは人肌がきれい出ると言われるけれど、G99IIを使った印象ではマゼンタとか赤とか黄色がヘンに前にグイっと出てくる感じはなく、むしろLeicaとの協業の影響なのか黄色の使い方は程よい感じがする。 人肌に相当する辺りの色味は黄色と赤で味付けしてるように見える。
さてマイクロ・フォーサーズ機なわけだけど、街撮りの普段使いでは解像感など特に気になることは無い。 弱い光で撮った蘭の花の花弁のトーンなどをフルサイズ機と比べると、何となく、何となくフルサイズ機の方が諧調が豊かだと感じることはある。 言い方は良くないが、マイクロ・フォーサーズ機では細部を端折ってしまう印象を持っている --- のだけど、G99IIに関してはその感もあまりしない。 フィルムで35mmとブローニーとで使途が違うように、それはフルサイズとマイクロ・フォーサーズとでは多少なりと違いがあって当然だろうと思う。 ただそれはごく僅差なのだという。 Youtubeのコンテンツで「カメラ部TV」の「小さなセンサーのカメラははダメダメなのか」で詳しく解説されていて、それを観る限りでは想像や印象よりも数値化された差異はホントに小さい。
カメラとあまり関係ない話になるけれど... 一応はカメラ・写真つながりか? --- 横浜は本牧にあるU.S.ミリタリー・グッズのお店「マツザキ商店」でロバート・キャパと思しきフィギュアを見つけた。





