2012-11-26

Voigtländer Color-Skopar 21mm F4 P


   気になる - 銅板の装飾を施した建物。はじめてこの手の装飾を見たのは確か高円寺。 いまでもあるだろうか。 いつかなくなるのだろうと思いつつ、神田や上野などで時々目にすると、なんだかほっとする。
   日中「よく見える」環境での銅板の、乾いたマットな緑色もよいのだが、この日は早朝の上野にいて、澄んだ冬の空気を通った朝日が斜めに当たり、この、銅の濃く黒ずんだ錆を際立たせた独特の重厚感という違った一面に目がいった。
   躯体が元気な限り、こうした風景を楽しませてもらいたいと願う。