2021-03-26
2021-03-25
2021-03-11
Nokton Classic #4 - 郷帰り後
Nokton Classic 35mm F1.4 II MC VM、コシナへの郷帰りから今月上旬に帰ってっきた。 処置内容は、料理でいうと「スパイスとバターで味を整えて」 --- みたいなことだろうか。 コロナ禍の為にこれ迄よりも日数がかかったとの事だが、しっかり煮込まれた感がありレシピ本来の味を堪能できそう。 そしてコロナ禍のためスナップ・ショットですらなかなか撮りに足をのばせず、ようやく何枚か撮ってこれた。
久々のこのレンズ、さりげない画ヂカラが心地よく、ヌケ感がきれいで心地く、そして絵を程よくまとめてくれるのもありがたい。
やや絞りを開け気味に。 被写体にぐっと寄ると何とも言えないボケ感と空間が現れるのだけど、今日は数メートルの距離で。
よく「入門用に」、「作品作りに」と、様々に定評のあるColor-Skopar 35mm F2.5-Cは、「これでいい」と思わせる何かがあるレンズ。 Nokton Classic 35mmも、「フリンジがどうの」、「樽型収差がどうの」と記事を時折見かけたけれど、樽型収差はちょっと気になる時があるにせよ、いろいろな「35mm」が世にあって、あっちかこっちかと時に迷いもするけれど、「やっぱりこれでいいんだよな」と思わせる何かを思う。
このレンズの面白いところは、ハイライトもシャドーもよく粘ってくれること。 そしてちょっとだけ画に叙情的な一面を感じるところ。 ピントのキレの度合いも程よい細さ、程よい線の存在感。 素直な画作り。
I型にあった「画面中心と周辺の中間あたりにあった歪み」 (ピント面のうねり?)を抑えたのが II型だという。 VMマウントの場合、もしかしたら、空間の奥行き感や被写体の艶といった視点での「画ヂカラ」 --- 被写体に、さりげなく背景でつつんで息を吹き込む「眼差し力」とでも言えそうな、想像するに「Nokton Classic 35mmの元来の設計思想の1つ」、の現れが、 I型の方が強いのかも。 II型の画は、Eマウントではスッキリ傾向、M8ではごく僅かに まったりした雰囲気が漂う感がある。
ここを通るとつい撮ってしまう街灯。 よかった、まだあった。 ...と、なぜか安堵する。 さて、「絞り」少しあけ。
最近でてきたUltron Vintage Line 35mm F2 Aspherical Type-I/II、これも気になる。 幾つか作例を見ると、陳腐な表現で恐縮ながらColor-Skopar 35mm F2.5を数段スッキリ・シャッキリさせた感じがする。 非球面レンズや異常部分分散ガラス (合ってる?) に魅惑の凹レンズ (構成図の見た目で魅了されてます)、想像するに画の隅々まで澄み、一種の清々しさが問いかけてくるレンズなのでは? という期待がある。 小さいし、特にType-IIはデザイン的にも手に馴染みそうだし。
そうした諸々を思うと、Nokton Classic 35mmは「何でもござれ」レンズではないのかもしれないけれど、自分好みの絵を探しに連れ出すには、妙に愛着を思う。 またどっかいこう。
(Leica M8 - 6 bit code: Summarit-M 35mm、 w/ UV/IR Filter)
久々のこのレンズ、さりげない画ヂカラが心地よく、ヌケ感がきれいで心地く、そして絵を程よくまとめてくれるのもありがたい。
やや絞りを開け気味に。 被写体にぐっと寄ると何とも言えないボケ感と空間が現れるのだけど、今日は数メートルの距離で。
よく「入門用に」、「作品作りに」と、様々に定評のあるColor-Skopar 35mm F2.5-Cは、「これでいい」と思わせる何かがあるレンズ。 Nokton Classic 35mmも、「フリンジがどうの」、「樽型収差がどうの」と記事を時折見かけたけれど、樽型収差はちょっと気になる時があるにせよ、いろいろな「35mm」が世にあって、あっちかこっちかと時に迷いもするけれど、「やっぱりこれでいいんだよな」と思わせる何かを思う。
このレンズの面白いところは、ハイライトもシャドーもよく粘ってくれること。 そしてちょっとだけ画に叙情的な一面を感じるところ。 ピントのキレの度合いも程よい細さ、程よい線の存在感。 素直な画作り。
I型にあった「画面中心と周辺の中間あたりにあった歪み」 (ピント面のうねり?)を抑えたのが II型だという。 VMマウントの場合、もしかしたら、空間の奥行き感や被写体の艶といった視点での「画ヂカラ」 --- 被写体に、さりげなく背景でつつんで息を吹き込む「眼差し力」とでも言えそうな、想像するに「Nokton Classic 35mmの元来の設計思想の1つ」、の現れが、 I型の方が強いのかも。 II型の画は、Eマウントではスッキリ傾向、M8ではごく僅かに まったりした雰囲気が漂う感がある。
ここを通るとつい撮ってしまう街灯。 よかった、まだあった。 ...と、なぜか安堵する。 さて、「絞り」少しあけ。
最近でてきたUltron Vintage Line 35mm F2 Aspherical Type-I/II、これも気になる。 幾つか作例を見ると、陳腐な表現で恐縮ながらColor-Skopar 35mm F2.5を数段スッキリ・シャッキリさせた感じがする。 非球面レンズや異常部分分散ガラス (合ってる?) に魅惑の凹レンズ (構成図の見た目で魅了されてます)、想像するに画の隅々まで澄み、一種の清々しさが問いかけてくるレンズなのでは? という期待がある。 小さいし、特にType-IIはデザイン的にも手に馴染みそうだし。
そうした諸々を思うと、Nokton Classic 35mmは「何でもござれ」レンズではないのかもしれないけれど、自分好みの絵を探しに連れ出すには、妙に愛着を思う。 またどっかいこう。
(Leica M8 - 6 bit code: Summarit-M 35mm、 w/ UV/IR Filter)
ラベル:
Leica,
M8,
Photography,
voigtlander35F1.4iiMC
2021-03-10
ちょっと外出 (ちょっとLumix S 20-60)
ほんの5分・10分さわった限りでの印象だけど、思っていたより使いやすいレンズだった。 何より20mmスタートというのがありがたい。 ピントの合ったところにシャープさの不足はなく、歪みなどもカメラ側で補正しているのだろう気にならなかった。 上の画像はカメラが出力したJPEGに手を加えている。 色味に少し違和感を感じたけれど、それは厚いガラス越しだからだろう。 レンズ操作の印象は「快活」といったところ。 ただ、テレ端60mmというのは短いと感じる。 近く20-70mmあたりが世に出てくるのを期待しつつも、「20mmスタート」という諸々高いハードルを越えて商品化されたであろうこのレンズ、街歩きの普段使い用として十分に「ほしい1本」。
レンズ正面を覗き込むと、「SIGMA製」を思わせる風貌だった。 最近のSIGMAの画は以前より少しドライ傾向に思えるのだけど、この20-60mmはその感覚にやや合致。 SIGMAもPanasonicもLeica銘のレンズを製造しているようで、特に近年はどちらが製造しても似た傾向になるのかもしれない。 実はそれ「Pana製なんです」--- というのもあり得るけれど...。 いずれにしても製品としては心地よい造りだと思った。
ちょっと残念だったのは、お借りしたボディ DC-S5のAFがうまく動作しなかったこと。 レンズを交換してくれた後は動き出したけれど(レンズが原因?)、それでもしばしばAFが動作しなくなり不安定で、メーカーの方も「何が原因かわからない」 ということだった。 というわけで「S5」のAFの手応えはいまひとつ。 ボディはエラーを返すでもなく「サクサク」動き続けていたので、AFが不安定がため結果にガッカリする頻度は多そうだと不安を思った。 色味や明暗には気になるところはなかった。 ほか、「ボタン類の感触と操作感はいまひとつ」や「センサー・クリーニングは超音波だとよかった」等々を耳にするが、...確かにそうかも。 「S1の下位機」という位置づけがため? いっそ「ストリート・フォト・モデル」とか謳って新基軸を切り開くのもアリだったのかも。 「DC-S5II」が登場したらまた視に行こう。
LUMIX GINZA TOKYOは、2021年 3月14日でCLOSE。 替わって青山に移転し、LUMIX BASE TOKYOとして2021年 5月30日OPEN。
レンズ正面を覗き込むと、「SIGMA製」を思わせる風貌だった。 最近のSIGMAの画は以前より少しドライ傾向に思えるのだけど、この20-60mmはその感覚にやや合致。 SIGMAもPanasonicもLeica銘のレンズを製造しているようで、特に近年はどちらが製造しても似た傾向になるのかもしれない。 実はそれ「Pana製なんです」--- というのもあり得るけれど...。 いずれにしても製品としては心地よい造りだと思った。
ちょっと残念だったのは、お借りしたボディ DC-S5のAFがうまく動作しなかったこと。 レンズを交換してくれた後は動き出したけれど(レンズが原因?)、それでもしばしばAFが動作しなくなり不安定で、メーカーの方も「何が原因かわからない」 ということだった。 というわけで「S5」のAFの手応えはいまひとつ。 ボディはエラーを返すでもなく「サクサク」動き続けていたので、AFが不安定がため結果にガッカリする頻度は多そうだと不安を思った。 色味や明暗には気になるところはなかった。 ほか、「ボタン類の感触と操作感はいまひとつ」や「センサー・クリーニングは超音波だとよかった」等々を耳にするが、...確かにそうかも。 「S1の下位機」という位置づけがため? いっそ「ストリート・フォト・モデル」とか謳って新基軸を切り開くのもアリだったのかも。 「DC-S5II」が登場したらまた視に行こう。
LUMIX GINZA TOKYOは、2021年 3月14日でCLOSE。 替わって青山に移転し、LUMIX BASE TOKYOとして2021年 5月30日OPEN。
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