2016-01-06
電球
Carl Zeiss Vario-Sonnar F3.3-4.0/28-85mm on Sony A7s
「新橋駅前ビル」の地下で見かけた電球。 新橋というと「ニュー 新橋ビル」を思い浮かべるが、「ニュー」なのは、「新橋駅前ビル」が先にあったため? 「ニュー 新橋ビル」には「東京囲碁会館」や喫茶「カトレア」など、建物の古さ感と、その建物と共に時間を過ごしてきた街と人の日常感といった営みを見る思いがする。 「新橋駅前ビル」は、これまでも「ゆりかもめ」に乗る際には目にしているはずなのだが、その存在に気づいたのはつい最近。 同じく駅前なのだがひっそりと佇み、通りに面して「ポンヌフ」や「小川軒」といった喫茶室が目に入り、建物に入ると立ち喰いソバのお店や、地下には呑み屋や「市松」などのうなぎ屋などが並び、写真の「電球」は、餃子・パクチー・サラダを出すという「マチカドバル」の店頭に。 お願いして撮らせて頂いたもの。
「電球」の醸す雰囲気はなかなか乙なものだと思うのだが、2020年には日本では「蛍光灯・白熱球は製造禁止とし全LED化する」のだという。 LEDは東芝のTLR103やTLG102の頃から好きな部品ではあるが、「全LED」化とは何とも寂しい気がする。
基本的に特定の波長に「ピッ」と立ち上がるLEDの発光の特性から、一昔前によく聞いた -「ハンバーガーばかり食べてると味覚音痴になるよ」の話に似て、目が、広い波長を連続的に識別できない人が増えるのではないかなどと考えてしまう。 主だった波長を識別できれば日常生活には支障はないとは思うが、消費電力にしても蛍光灯と大差ないように思うし、「そこまで...」という感じ。 ただ、LEDの方が低発熱なため空調の消費電力抑制などの効果は大きいようだ。
白熱球・蛍光灯・LEDと三者三様に適材適所という話ならしっくり来る。 随分と思い切った「LED化」だが、これで誰が得するのだろう? つい要らぬ勘ぐり。 電力といえば、国が補助金を投入して推進した一般家庭での太陽光発電と売電。 多くの「太陽光発電システム」は案外と発電効率は低く、かつ「システム」の蓄電能力の弱さから停電に強いわけでもなく、発電する戸が増えるほど電力会社供給の電気の消費量は減る上、電力会社が余剰発電分を買い取るこの仕組み、廻り廻って稼ぎの減る電力会社が電気料金の値上げを行うという悪循環。 「地球温暖化説」が政治的な都合から出たウソという話もあり、純粋に「科学」や「環境」ではなく、偏った利害関係を垣間見る思いもする。 近年この手のことが多いなぁと感じる今日このごろ。
さて戻って「新橋駅前ビル」 - 気になるもう一軒は、前に「牛すじ」と書かれた看板を同じく地下の入り組んだところに見たのだが、それ以後なぜか辿りつず...。 次はいつ行ってみようか。