2015-10-09
雑感 〜 Voigtländer auf E-mount
フォクトレンダーからEマウントのレンズが発表された。
あれは1年ほど前だったろうか、デジタル版のレンジファインダー型ツァイス・イコン・カメラの噂があったがその予兆だろうか。 ソニー製との事だったので、もし実現するならば、所謂「オールド・レンズ」への対応を考慮してソニー α7Sに近しいスペックになるのだろう。
今回は「フォクトレンダーからコンパクトなEマウント・レンズが発表される」という噂で、近年どんどん大型化するレンズのトレンドから一線を画した新しい流れかと期待したが、発表されたラインアップには標準レンズ付近の焦点距離はなく、以下の超広角レンズが。 LoxiaやBatis、ソニー系ZEISSにもラインアップの無いレンジなので、「事始め」としては「なるほど」な参入。
• 10 mm F 5,6 Hyper-Wide-Heliar
• 12 mm F 5,6 Ultra-Wide-Heliar
• 15 mm F 4,5 Super-Wide-Heliar
Voigtländerは、その独特な明暗の表現や、Color-Skopar 35mm F2.5 Type-Cのように空間表現の世界観が面白く、筐体がコンパクトに収まるならば28〜75mmあたりのEマウントへの参入も期待したいところ。
市場に登場するのは「2016年春」。 日本での発表は夏前頃か。 10mmのHyper-Wide-Heliarは、VMマウントも発表されるようだ。