CONTAX Carl Zeiss T* Vario-Sonnar F3.3-4.0/28-85mm
雲のきれいな夕景に出会うと、ちょっと得した気分。
カメラを持ち歩いていて夕焼けに遭遇するというのは、夏がいちばんチャンスが多い。 夕景を追いかけるように電車に飛び乗って移動しても、着いてみたら期待が外れてオレンジやピンクの空にならないなんて事も。 台風の後には広大な夕景が広がる事も多いが、台風はあまり歓迎という感じでもない。 穏やかに暮れて行く広い夕景が、いちばん贅沢な1日の締めくくりかな。
むかーし、アイダホで見た、遥か遠くの山並みを浮き上がらせる柔らかいピンク色に向かって、空高く藍色から、それこそ天の半球全てを使って描き出された、夕刻から夜にかけての大きなグラデーションに身震いしたことを、時々思い返す。